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Hearth-craft maintenance

余ってしまった薪、どうする?来シーズンへの正しい保管方法と春夏の活用アイデア

寒かった冬も少しずつ終わりを告げ、ポカポカとした春の陽気を感じる日が増えてきましたね。

この時期になると、多くのお客様から「予定より薪が余ってしまったのだけど、どうすればいい?」というご相談をいただきます。

多めに準備しておいたものの、暖冬だったり、忙しくてストーブを焚く時間が少なかったりすると、どうしても薪は余ってしまいますよね。

「そのまま放置して腐らないかな?」「虫が湧いたらどうしよう」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、余ってしまった薪を来シーズンまで良い状態でキープするための「正しい保管方法」と、オフシーズンだからこそ楽しめる「薪の活用アイデア」をご紹介します。


余った薪は来シーズンに持ち越せる?


結論から言うと、まったく問題なく持ち越せます。

むしろ、さらに半年~1年長く乾燥させることになるため、来シーズンには水分がしっかり抜けきり、より火付きが良く、煙の少ない良質な薪へと育ってくれます。

「余ってしまった」とネガティブに捉えず、「来年のためのヴィンテージ薪を育てている」と考えてみてくださいね。

ただし、そのためには「正しい保管環境」を維持することが絶対条件です。


来シーズンに向けて!薪の正しい保管方法


薪ストーブのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、よく乾燥した薪を使うことが何よりも重要です。余った薪を来シーズンも極上の状態で使うためには、以下の3つのポイントを押さえて保管しましょう。


1、地面からの湿気を遮断する

薪を地面に直接置くのはNGです。土からの湿気を吸い上げて腐朽菌(木を腐らせる菌)が繁殖しやすくなり、シロアリの標的にもなってしまいます。

必ず薪棚やパレット、コンクリートブロックなどの上に置き、地面から15cm~20cmほど浮かせて風通しを確保しましょう。


2、雨除けと風通しのバランス

雨ざらしは避けるべきですが、ブルーシートで全体をぐるぐる巻きに密閉してしまうのも逆効果です。内部に湿気がこもり、カビやキノコが生える原因になります。

「屋根(上面)だけ雨を避け、側面は風が吹き抜けるようにする」のが薪保管の鉄則。波板で屋根を作るか、シートを被せる場合は一番上の段だけに限定しましょう。


3、虫・カビのチェックを怠らない

春~夏にかけて、カミキリムシなどの虫が薪の内部から羽化してくることがあります。薪棚の周りに「おがくず」のような細かい粉が落ちていたら、虫がいるサインです。

月に1回程度は薪棚の様子をチェックし、もし虫食いがひどい薪やカビてしまった薪があれば、他の健康な薪に移る前に取り除いておきましょう。

見つけたからといって薪がすべてダメになるわけではありませんが、気になる方はその薪だけを別の場所に避けたり、キャンプ用として早めに消費してしまうのがおすすめです。



ストーブ以外でも活躍!余った薪の活用アイデア


「保管場所のスペースを空けたい」「虫がつく前に使い切りたい」という方は、薪ストーブ以外のシーンで楽しく活用してみてはいかがでしょうか。


■キャンプやBBQの焚き火として

一番のおすすめはアウトドアでの活用です。薪ストーブ用の薪はしっかりと乾燥しているため、キャンプ場で売っている薪よりも火持ちが良く、美しい炎を楽しめます。


■お庭でのBBQやピザ作りの燃料に

お庭でバーベキューをする際、炭の代わりに薪を使って直火で調理するのもワイルドで楽しいものです。また、ポータブルのピザ窯やアウトドアオーブンをお持ちの方は、最高の熱源になります。薪で焼いたお肉やピザは、ほんのりと木の香りが移って絶品です。


■インテリアやDIYの素材として活用する

白樺の美しい樹皮を持つ薪や、形が面白い薪は、そのままお部屋のインテリアとして飾るのも素敵です。観葉植物の鉢植えスタンドにしたり、いくつか束ねて玄関のディスプレイにしたりと、ナチュラルな空間作りに一役買ってくれます。DIYが得意な方は、少し加工してスウェーデントーチを作ってみるのも面白いかもしれません。



灰の活用と、ストーブ本体のメンテナンスもお忘れなく!


薪が余ったということは、ストーブの中にはひと冬頑張ってくれた「灰」が残っているはずです。

木灰はカリウムなどのミネラルを豊富に含む立派な「肥料」になります。春は家庭菜園やガーデニングの土作りの季節。酸性に傾きがちな日本の土壌を中和してくれるため、お庭にまいて活用するのがおすすめです。(※まき過ぎにはご注意ください)

そして、薪ストーブシーズンが終わったら、「煙突掃除」と「本体のメンテナンス」が待っています。

「秋になってからでいいや」と思われがちですが、煤(すす)や灰が残ったまま湿度の高い梅雨や夏を迎えると、空気中の水分を吸ってストーブ本体や煙突がサビる原因になります。

また、秋口になると、煙突掃除や点検のご依頼が殺到し、ご希望の日程で予約が取れないことも。

シーズンアウトしたら、なるべく早い段階でメンテナンスを行いましょう。


まとめ


薪ストーブの薪が余ってしまっても、焦る必要はありません。正しく保管して「より良く燃える薪」に育てるか、アウトドアで「特別な時間のスパイス」として使い切るか。どちらを選んでも、薪はあなたに豊かな時間をもたらしてくれます。

薪の保管用ラックの追加購入や、保管場所の工夫についてアドバイスが欲しい方も、ぜひ一度ハースクラフトにお気軽にご相談ください。



この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。

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