シーズン後半、燃え方が悪くない?「煙突詰まり」の危険なサインと対策
立春を過ぎてもまだまだ寒い日が続きますね。
12月、1月とフル稼働してきた薪ストーブ。皆様の愛機、調子はいかがでしょうか?
「シーズン初めはあんなにスムーズに着火できたのに、最近なんだか火付きが悪い…」
「扉を開けると、部屋に煙が逆流してくる気がする…」
もし今、そんな違和感を感じているなら、それは「煙突詰まり」の初期サインかもしれません。
今回は、シーズン後半の2月にこそチェックしていただきたい、煙突のトラブルサインと対策について解説します。

見逃さないで!煙突からのSOSサイン
薪ストーブは正直です。煙突内に煤(スス)やタールが溜まって排気経路が狭くなると、必ず燃焼に変化が現れます。以下の症状に心当たりはありませんか?
■ドラフト(上昇気流)が弱い
着火時に煙がスムーズに吸い込まれていかず、扉の隙間から部屋に漏れてくる。
■ガラスがすぐに真っ黒になる
以前は拭けばきれいになったのに、最近は頑固な汚れがすぐにつき、炎が見えにくくなる。
■炎に元気がない
空気を全開にしても、以前のようにゴォーッと勢いよく燃え上がらず、ゆらゆらと力ない炎になる。
これらはすべて、「空気がうまく吸えていない(排気が詰まっている)」証拠です。
なぜ2月に不調が起きるのか?
「えっ、まだシーズン中なのに詰まるの?」と思われるかもしれません。
しかし、以下のような使い方が続くと、わずか2〜3ヶ月でも煙突は詰まってしまいます。
■乾燥不足の薪を使っている
水分を含んだ薪を燃やすと、温度が上がらず大量の煤が発生します。
■空気を絞りすぎている(燻らせ運転)
「薪を長持ちさせたい」「部屋が暑すぎる」といって、炎が小さい状態で空気を絞り続けると、不完全燃焼を起こし、煙突内にタールがこびりつきます。
特に、寒さが厳しく長時間焚き続ける1月〜2月は、こうした汚れが蓄積しやすい時期なのです。

「おかしいな」と思った時の対策
もし上記のサインが出ていたら、以下の手順で確認・対策を行いましょう。
① まずは目視確認
安全な範囲で、煙突のトップ(出口)や点検口を確認できる場合は見てみましょう。網(防鳥ネット)の部分に煤がびっしり詰まっているケースが非常に多いです。
② 高温で焚いてみる(軽度の場合)
軽い煤であれば、一時的に空気を全開にして高温で焚くことで、焼き切って剥がれ落とすことができる場合があります。ただし、すでにタールが分厚く付着している場合は危険(煙道火災のリスク)ですので、絶対に無理はしないでください。
③ チムニークリーナー(除去剤)を使う
薪と一緒に燃やすことで、煙突内のタールを乾燥させ、剥がれやすくする「チムニークリーナー」という薬剤があります。即効性はありませんが、症状の緩和には役立ちます。
まとめ
「煙が完全に戻ってくる」「何をしても燃えない」。
ここまで症状が進んでいる場合、煙突はかなり危険な状態です。無理に使い続けると、一酸化炭素中毒や煙道火災につながる恐れがあります。
シーズン中であっても、一度ストーブを止めてメンテナンス(煙突掃除)を行う英断が必要です。
「屋根に上るのは怖い」「自分では判断できない」という方は、私たちハースクラフトにご相談ください。
安全に、快適に、残りの冬シーズンを楽しむために。不安な点はプロの目でしっかりと診断・解消させていただきます。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
