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知っておきたい薪ストーブの”現実”をお伝えします

これまでのハースクラフトブログを読んで、「やっぱり薪ストーブっていいな」「我が家も薪ストーブを導入したい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。(そうだと嬉しいです!)


薪ストーブのある暮らしは、何物にも代えがたい豊かさがあります。何気ない日常がとても愛おしく感じられる薪ストーブは、いまや私の人生に、なくてはならないものと言っても過言ではありません。


だからこそ、今回はあえて薪ストーブの『現実』をお伝えしたいと思います。


「現実」は「デメリット」ではありません。正しく理解し納得することが大切だと、私は思います。


余談ですが、ネットで「薪ストーブ 後悔」と検索しても、「後悔している」という記事はほとんど出てきません。実際に薪ストーブを取り付けた方は、「大変なこともあるけれど、それ以上に満足している」という感想が多いです。


私も、炎の癒しやじんわりと身体の芯から温まる心地よさ、そして火を囲む家族の団らんなど、薪ストーブが与えてくれるのは、単なる暖かさだけではなく、「暮らしの豊かさ」だと心から感じます。それほど薪ストーブは魅力的なもの。


このブログが、不安を「楽しみな覚悟」に変えるきっかけになれば嬉しいです。


現実1:初期費用がかかる


薪ストーブの初期費用は、決して安くはありません。


薪ストーブ本体の価格は、メーカーやグレードなどによってさまざまですが、ストーブ本体に加え、安全を確保するための煙突や設置場所などの工事には、それなりに費用がかかります。


しかし薪ストーブは、適切にメンテナンスを行うことで、何十年も使える暖房器具。初期費用はかかりますが、長く使い続けられることを考えれば、決して「高いだけ」のものではないはず。


初期費用は「薪ストーブ」という価値への投資です。


現実2:メンテナンス費用がかかる


薪ストーブは、定期的な煙突掃除やメンテナンスが必要です。


自分で行うこともできますが、特に高いところの作業である煙突掃除は、ややハードルが高め。費用はかかりますが、専門業者に依頼したほうがベターです。もちろんハースクラフトでも、しっかりメンテナンスサポートさせていただきます。


現実3:薪の確保と管理が必要


薪ストーブを使うには大量の薪が必要です。これが一番ネックに感じる人が多いかもしれません。


近年はキャンプブームもあり、薪はホームセンターなどで簡単に手に入るようになりました。しかしやはり割高感は否めません。かなりのコストがかかります。


山の多い地域であれば、森林組合やご近所の方から、安価または無料で原木を譲ってもらえることもあるでしょう。


自分で薪を作れば、コストはほとんどかかりません。週末に体を動かすアクティビティとして、家族との共同作業として、薪作りそのものを楽しむオーナー様も多いです。自分で割った薪が燃えるのを見るのは格別。


ただし多くの時間と労力、そして薪を乾燥させるための保管場所(薪棚)が必要なことも忘れずに。


最初から全てを完璧にやろうとせず、まずは購入した薪からスタートし、少しずつ薪作りに挑戦するといいかもしれませんね。


現実4:毎日の着火や掃除が必要


薪ストーブは、スイッチ一つの手軽さはありません。毎日の着火、火力調整、灰の片付けが必要。


しかしこの一手間こそが、暮らしにリズムを生み、火への愛着を育みます。エアコンにはない「火を育てる」という感覚は、薪ストーブならではの醍醐味です。


ちなみに溜まった灰は、アルカリ性の性質を活かして家庭菜園の肥料や、山菜のアク抜きに使えるなど、サステナブルな活用もできます。


現実5:暖まるまで時間がかかる


薪ストーブは、火をつけてからお部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。


特に寒い冬の朝などは、他の暖房器具との併用を検討する必要があるかもしれません。


しかし暖まったあとの暖房効率は非常に優れていて、何物にも代えがたい癒しの暖かさを楽しむことができます。



まとめ


薪ストーブには、手間やコストなどがかかります。決して安い買い物でもなく、手軽な暖房器具でもありません。


しかし炎と暮らす贅沢は、簡単ではないからこそ、深い満足感を与えてくれるのではないでしょうか。


私たちハースクラフトは、薪ストーブという『モノ』を売るだけでなく、薪ストーブのある『豊かな暮らし』の実現をサポートするパートナーでありたいと考えています。


疑問や不安などがあれば、お気軽にお尋ねください。


この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。

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