薪ストーブに欠かせない「薪」。
ホームセンターや専門店で購入することもできますが、コスト面や楽しさを考えると、原木から自分で薪を作る「薪活(まきかつ)に挑戦してみたい!」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、薪ストーブユーザーの憧れでもある「薪活」についてご紹介します。
薪活の魅力とは?
薪づくりは、単なる燃料調達ではなく、自然とつながり、季節を感じながら暮らしを豊かにしてくれるライフスタイルそのもの。時間も労力もかかる薪活ですが、それ以上に大きな魅力があります。
■圧倒的なコストパフォーマンス
購入する薪は意外と高価ですが、原木から作れば燃料代を大幅に節約できます。これが薪活を始める一番の動機になる方も多いです。
■最高のエンターテイメント
休日に自然の中で体を動かし、パカン!と薪が割れる爽快感は格別。家族や仲間との共同作業も、きっと楽しい思い出になるはず。運動にもなり、健康的な趣味になるのが薪活です。自分の手でつくった薪で火を囲むのは、最高のエンターテイメントですよ。
■木と炎への理解が深まる
木の種類による硬さや香りの違い、乾燥具合で炎がどう変わるのか。薪活を通じて、自然の恵みである「木」への感謝と理解が深まり、薪ストーブがもっと愛おしくなります。
薪活は少し手間がかかるものの、その分得られる満足感は格別です。
原木が「薪」になるまでの全工程
薪活は、大きく分けて4つのステップで進みます。
1.【入手】原木を手に入れる
2.【薪割り】ストーブに入る長さに切り、割る
3.【乾燥】じっくりと乾かす
4.【保管】雨の当たらない場所で保存する
この中でも特に重要なのが「乾燥」です。よく乾いた薪は、煙が少なく、暖房効率も良く、ストーブ本体や煙突を長持ちさせてくれます。
薪用の原木を入手する方法
原木は以下のようなルートで手に入れることができます。
■自治体や森林組合の配布・販売
間伐材や倒木を安価で分けてもらえることがあります。
■造園業者・工務店から譲ってもらう
伐採木や建築端材を譲ってもらえることがあります。
■薪販売業者から購入する
安定的に確保したい場合は安心。初めての人にはおすすめです。
薪割りの手順とコツ
まず薪割りの際は、必ず手袋、長袖長ズボン、安全靴(つま先に鉄板が入ったもの)を着用しましょう。斧が跳ね返ったり、木が飛んできたりすることから目を守る保護メガネも必須です。安全な服装で薪割りをしてください。
■安定した「薪割り台」を用意する
地面に直接置いて割ると、斧が地面に当たって刃こぼれしたり、足に当たったりして危険です。ご自身の膝くらいの高さで、太く安定した丸太を薪割り台として使いましょう。
■玉切りした原木を立てる
薪割り台の中央に、ぐらつかないようにしっかりと安定させて、玉切りをドンと置きます。中心を狙うのが基本ですが、もし小さなひび割れがあれば、そこを狙うと、驚くほどきれいに割ることができます。逆に、枝の付け根である硬い「節(ふし)」は避けましょう。
■斧は「振り下ろす」より「落とす」感覚で
力任せに振り回す必要はありません。斧の重さを利用して、薪の中心にまっすぐ落とすイメージで。大きすぎる薪はさらに細かく割り、使いやすいサイズにしましょう。大きすぎる薪はさらに細かく割り、使いやすいサイズに。
薪を乾燥させる方法と保管
割ったばかりの薪は水分を多く含んでおり、そのままでは燃えにくく煙も多く出てしまいます。この水分をじっくりと抜いてあげることが、良質な薪を作るための最大のポイント。
ポイントは「風通し」と「雨除け」です。
■薪棚(まきだな)を作る
割った薪は、風通しが良く、雨の当たらない場所に積み上げて保管します。地面に直接置くと湿気を吸ってしまうため、パレットなどを利用して地面から離しましょう。
■薪の積み方
薪と薪の間に隙間を作り、風が通り抜けるように積むのがコツです。壁にぴったりつけるのではなく、少し離して空気の通り道を作りましょう。シロアリやカビを防ぐため、直置きは避けてください。
■乾燥期間の目安
樹種や太さにもよりますが、ナラやクヌギなどの広葉樹で1年〜2年が目安です。薪活は数年後を見越した、気の長い趣味とも言えますね。
年度ごとに仕分けして、古い薪から使うようにしましょう。
まとめ
薪活は「薪を手に入れる → 割る → 乾かす → 使う」というシンプルな流れですが、そこに自然との関わりやDIYの楽しさが凝縮されています。
最初は大変に思えるかもしれませんが、自分で割った薪を燃やす達成感、炎を眺めながら過ごす心地よさなど、多くの価値を得られるのが大きな魅力です。
まずは少量から、できる範囲でチャレンジしてみてはいかがですか。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
薪ストーブを検討している方の中には、「ペレットストーブ」も気になるという方もいるのではないでしょうか。
炎が揺らめく暖房器具として薪ストーブとペレットストーブの見た目はよく似ていますが、実はその使い方、燃料、設置方法、そして暮らしへの関わり方が大きく異なります。今回はその違いを解説します。
まずはざっくり比較
まずは「薪ストーブ」と「ペレットストーブ」の違いをざっくり比較してみましょう。
燃料の違い
薪ストーブは、その名の通り「薪」を燃料として燃焼させる暖房器具です。
薪を乾燥させたり、保管スペースを確保したりする必要がありますが、その分「薪を準備する楽しさ」があります。
薪を自分で調達できれば低コストですが、購入する場合はそれなりのランニングコストが必要です。
一方でペレットストーブは、木材を粉砕・圧縮して作られた「木質ペレット」が燃料です。
ペレットストーブは価格が安定していて比較的低コストですが、ファンや自動供給用モーターなど電気代がかかります。
袋入りで販売されているので、省スペースで燃料保管ができます。
煙突
薪ストーブの命とも言えるのが「煙突」だと、これまでのブログでもお伝えしてきました。薪ストーブは、高温の煙を効率的に排出するため、屋根を貫通させる煙突の取り付けが必須。ドラフトを安定させるため高さや断熱も重要です。
一方で煙が少ないペレットストーブは、小径の排気管で対応可能。壁からの横引き排気ができます。設置自由度が高く、施工も比較的簡単です。
着火方法と火力調整
薪ストーブの着火は手動で、火力は空気量を調整してコントロールします。慣れが必要ですが、火を育てる感覚が大きな魅力です。
一方でペレットストーブの多くの機種は、スイッチ一つで着火可能。自動で燃料を供給し、火力を調整してくれるため、初めてでも扱いやすいです。
雰囲気や暖まり方
薪ストーブは、炎の揺らめきや薪が爆ぜる音など、五感で楽しめるのが最大の特徴。輻射熱が体の芯まで届き、部屋全体を包み込むように暖めます。
ペレットストーブ炎は安定していて、燃焼効率も高いため短時間で暖まります。デザインも現代的で、都市部の住宅にもなじみやすいです。
メンテナンス
薪ストーブのメンテナンスは煙突掃除が中心。年1~2回の煙突掃除が欠かせません。
ペレットストーブメンテナンスは、燃焼部の掃除が中心。日常的な燃焼部の清掃と、定期的な排気系の点検が必要です。
そのほかの特徴
薪ストーブは電気を使わないため停電時も使用可能で、災害時の安心感があります。
ペレットストーブは自動で燃料供給・着火が可能で手間が少ないですが、電気がないと使えません。
まとめ
「薪ストーブ」と「ペレットストーブ」、どちらを選ぶにせよ、炎のある暮らしは日々の生活を豊かにしてくれます。
もし、ご自分のライフスタイルにどちらが合っているか迷われたら、ぜひ一度当店にご相談ください。皆様にぴったりのストーブを見つけるお手伝いをさせていただきます。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
薪ストーブに欠かせない「薪」。
購入したり、自分で作ったりすると思いますが、薪ストーブの心地よい暖かさを実現するには、ストーブの性能だけでなく、「樹種」や「薪の質」が大切です。
木の種類によって、火のつきやすさ、燃焼の持続時間、煙やススの出方などが大きく変わります。
今回は、代表的な樹種の特徴と、選ぶ際のポイントをご紹介します。
薪の種類は大きく分けて2種類
ひとことで「薪」と言っても、「木」であれば何でも一緒ではありません。
薪は大きく分けて「針葉樹(柔らかい木)」と「広葉樹(硬い木)」の2種類に分けられます。
針葉樹は、その名のとおり葉っぱが細くて針みたいな形をしている木のこと。ほとんどが一年中葉っぱを落とさない“常緑樹”です。スギやヒノキがその代表ですね。
一方、広葉樹は葉っぱが手のひらのように広がっていて、秋になるとカラフルに紅葉してから落葉するものが多いです。
ただし「葉っぱが落ちる=広葉樹」とは限りません。木の種類によってはちょっと例外もあります。
「針葉樹」と「広葉樹」の違い
まずはざっくりと「針葉樹」と「広葉樹」の違いを紹介します。
針葉樹は、軽くて油分が多く、火がつきやすいのが特徴です。反面、燃焼が早くススが出やすいため、焚き付け用や短時間利用向き。価格も比較的安いです。
一方で広葉樹は、木の組織の密度が高いため、着火や火力を上げるのに時間がかかります。ゆっくり燃えるため、長時間じっくり暖を取るのに最適です。油分が少ないため、煙も出にくいですが、針葉樹に比べて価格は高め。
それぞれの特徴を理解し、目的に応じて使い分けることで、薪ストーブの使い心地が大きく変わります。
焚き付けや補助に便利な「針葉樹」の特徴
■ スギ
建築材としても馴染み深いスギは、「着火材」として非常に優秀です。
軽くて火付きが早いですが、燃え尽きるのも早いスギは、油分が多く、煙やススが出やすいため、主燃料には不向きです。
最初の火付けには最適な樹種なので、細く割っておくと、点火時のストレスを大幅に減らしてくれます。
■ ヒノキ
木肌がきれいで香りも良く、焚き火や室内でも人気のある木。
着火性・火力が高く、焚き付けや短時間暖房に便利です。主燃料には向きませんが、すぐに暖を取りたい時に重宝します。
炎が明るく、燃えている姿が美しいのも特徴。針葉樹の中でも少し密度があるため、スギよりは長持ちします。
■ マツ
油分が非常に多く、燃やすと勢いよく炎が上がります。スギやヒノキに比べると、多少燃焼時間が長いです。
火力はありますが、煙とクレオソートが出やすいため、連続使用には注意してください。
キャンプなどでの爆発的な火力が魅力ですが、家庭用の薪ストーブでは“ほどほどに”がポイントです。
薪に適した「広葉樹」の特徴
■ ナラ
どんぐりの木として認知されているナラの木。
多くの薪ストーブユーザーが薪として利用している樹種です。
火持ち・火力ともに優れ、煙も少ないのが特徴。燃焼が安定していて、炎もきれい。薪として扱いやすく、初心者にもおすすめです。
乾燥させるには1年半〜2年程度が理想。少し重めですが、それが逆に「よく詰まった良い薪」の証拠です。
■ クヌギ
ナラと並ぶ高品質な薪、クヌギ。古くから炭材としても使われるだけあり、火の強さには定評があります。
高い火力と長い燃焼時間が魅力。薪がパチパチとはじける音も、とても心地いいです。
少しだけ重く、薪割りはやや硬めですが、燃やした時の性能は抜群です。
■ カシ
「重たい薪=良い薪」と言われる中でも、カシは別格の存在。「薪の王様」とも称されます。
非常に硬くてずっしり重く、火持ち・火力ともにトップクラス。
高温で長く燃える薪で、煙突温度も上がりやすく、炉内温度も安定します。
ただし、しっかり乾燥させないと煙が多くなるので注意してください。
硬くて割りにくいため、薪割りに体力が要る点が唯一の難点。上級者向けの薪とも言えます。
■ サクラ
見た目や香りに特徴があり、やわらかい雰囲気のある薪です。
火持ちは中程度ですが、燃やすと甘い香りがします。室内に置いておくとほんのり香りも楽しめるんですよ。
炎の立ち方もやさしく、美しく燃えます。薪割りが比較的しやすく、乾燥も早いです。
■ ケヤキ
見た目が美しく、街路樹や家具材としても人気のケヤキ。薪としても使えますが、少しクセがあります。
火力はしっかりありますが、火持ちはやや短め。火付きはあまり良くないですが、乾燥させれば使いやすくなります。
燃やすとパチパチ音がしたり、時々火花が飛ぶこともあるので注意してください。
乾燥させるのに時間がかかる(1年以上が目安)うえ、乾く前はかなり重たい薪です。
ただ、よく乾かせば火力もそこそこあり、炎もきれいなので、ナラやクヌギほどの人気はないものの、“あるなら使って損はない薪”といえます。
家具材として有名なだけあって、割った薪も木目がきれいで、保管していても見栄えが良いですよ。
まとめ
樹種によって燃え方も個性も異なる薪。ストーブの使い方や設置環境、求める暖かさによって最適な薪は変わってきます。
また、どんなに良い樹種の薪でも、しっかり乾燥していなければその性能は発揮されません。必ずよく乾燥させてから使用してください。
ハースクラフトでは、薪についても詳しくご説明しています。お気軽にご相談ください。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
これまでのハースクラフトブログを読んで、「やっぱり薪ストーブっていいな」「我が家も薪ストーブを導入したい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。(そうだと嬉しいです!)
薪ストーブのある暮らしは、何物にも代えがたい豊かさがあります。何気ない日常がとても愛おしく感じられる薪ストーブは、いまや私の人生に、なくてはならないものと言っても過言ではありません。
だからこそ、今回はあえて薪ストーブの『現実』をお伝えしたいと思います。
「現実」は「デメリット」ではありません。正しく理解し納得することが大切だと、私は思います。
余談ですが、ネットで「薪ストーブ 後悔」と検索しても、「後悔している」という記事はほとんど出てきません。実際に薪ストーブを取り付けた方は、「大変なこともあるけれど、それ以上に満足している」という感想が多いです。
私も、炎の癒しやじんわりと身体の芯から温まる心地よさ、そして火を囲む家族の団らんなど、薪ストーブが与えてくれるのは、単なる暖かさだけではなく、「暮らしの豊かさ」だと心から感じます。それほど薪ストーブは魅力的なもの。
このブログが、不安を「楽しみな覚悟」に変えるきっかけになれば嬉しいです。
現実1:初期費用がかかる
薪ストーブの初期費用は、決して安くはありません。
薪ストーブ本体の価格は、メーカーやグレードなどによってさまざまですが、ストーブ本体に加え、安全を確保するための煙突や設置場所などの工事には、それなりに費用がかかります。
しかし薪ストーブは、適切にメンテナンスを行うことで、何十年も使える暖房器具。初期費用はかかりますが、長く使い続けられることを考えれば、決して「高いだけ」のものではないはず。
初期費用は「薪ストーブ」という価値への投資です。
現実2:メンテナンス費用がかかる
薪ストーブは、定期的な煙突掃除やメンテナンスが必要です。
自分で行うこともできますが、特に高いところの作業である煙突掃除は、ややハードルが高め。費用はかかりますが、専門業者に依頼したほうがベターです。もちろんハースクラフトでも、しっかりメンテナンスサポートさせていただきます。
現実3:薪の確保と管理が必要
薪ストーブを使うには大量の薪が必要です。これが一番ネックに感じる人が多いかもしれません。
近年はキャンプブームもあり、薪はホームセンターなどで簡単に手に入るようになりました。しかしやはり割高感は否めません。かなりのコストがかかります。
山の多い地域であれば、森林組合やご近所の方から、安価または無料で原木を譲ってもらえることもあるでしょう。
自分で薪を作れば、コストはほとんどかかりません。週末に体を動かすアクティビティとして、家族との共同作業として、薪作りそのものを楽しむオーナー様も多いです。自分で割った薪が燃えるのを見るのは格別。
ただし多くの時間と労力、そして薪を乾燥させるための保管場所(薪棚)が必要なことも忘れずに。
最初から全てを完璧にやろうとせず、まずは購入した薪からスタートし、少しずつ薪作りに挑戦するといいかもしれませんね。
現実4:毎日の着火や掃除が必要
薪ストーブは、スイッチ一つの手軽さはありません。毎日の着火、火力調整、灰の片付けが必要。
しかしこの一手間こそが、暮らしにリズムを生み、火への愛着を育みます。エアコンにはない「火を育てる」という感覚は、薪ストーブならではの醍醐味です。
ちなみに溜まった灰は、アルカリ性の性質を活かして家庭菜園の肥料や、山菜のアク抜きに使えるなど、サステナブルな活用もできます。
現実5:暖まるまで時間がかかる
薪ストーブは、火をつけてからお部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。
特に寒い冬の朝などは、他の暖房器具との併用を検討する必要があるかもしれません。
しかし暖まったあとの暖房効率は非常に優れていて、何物にも代えがたい癒しの暖かさを楽しむことができます。
まとめ
薪ストーブには、手間やコストなどがかかります。決して安い買い物でもなく、手軽な暖房器具でもありません。
しかし炎と暮らす贅沢は、簡単ではないからこそ、深い満足感を与えてくれるのではないでしょうか。
私たちハースクラフトは、薪ストーブという『モノ』を売るだけでなく、薪ストーブのある『豊かな暮らし』の実現をサポートするパートナーでありたいと考えています。
疑問や不安などがあれば、お気軽にお尋ねください。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
日々の疲れを癒してくれる薪ストーブ。ハースクラフトブログでは、これまで薪ストーブの持つたくさんの魅力をお伝えしてきました。
その素晴らしい暖かさや快適な燃焼を支えているのが「煙突」。
ストーブ本体のデザインや機能にばかり注目しがちですが、実は薪ストーブの性能を最大限に引き出し、何よりも安全に使うためには、「煙突」こそが重要です。まさに心臓部とも言える存在。
今回は煙突が担う特に重要な3つの役割と注意点を解説します。
煙突は「薪ストーブの心臓部」。その重要性と役割
煙突は、単に煙を屋外に排出するだけの役割ではありません。
最も大切な役割は「ドラフト(上昇気流)」を生み出すこと。
薪がしっかり燃え続けるためには、新鮮な空気(酸素)が必要ですが、その空気をストーブ本体に引き込むためには、煙突内の温度差による自然な上昇気流が欠かせません。
このドラフトがしっかり働いていることで、スムーズな着火、安定した燃焼、そして煙や匂いの逆流防止が実現します。逆に言えば、煙突設計を誤ると、いくら高性能な薪ストーブでも本来の力を発揮できないのです。
役割1:薪ストーブのエンジンを動かす「ドラフト(上昇気流)」を作り出す
「ドラフト」という言葉、聞き慣れないかもしれませんね。これは薪ストーブの世界では超重要なキーワード。
一言で言うと、煙突が作り出す「煙を力強く引っ張り上げる空気の流れ」のことです。
薪がしっかり燃え続けるためには、新鮮な空気(酸素)が必要ですが、その空気をストーブ本体に引き込むためには、煙突内の温度差による自然な上昇気流が欠かせません。
このドラフトがしっかり働いていることで、スムーズな着火、安定した燃焼、そして煙や匂いの逆流防止が実現します。逆に言えば、煙突設計を誤ると、いくら高性能な薪ストーブでも本来の力を発揮できないのです。
■ドラフトが良いと…
・薪がしっかり燃え切るので、少ない薪で効率よく暖まる
・煙突が煙をしっかり吸い上げてくれるので、室内に煙が漏れる心配がほとんどない
・きれいに燃えるため、煙突内部に煤やタールが溜まりにくくなる
■逆にドラフトが悪いと…
・ストーブのドアを開けた時に煙が室内に逆流する
・焚き始めに煙がなかなか引かない
・薪がうまく燃え切らず、火力が安定しない
・不完全燃焼で煤やタールが大量に発生する
役割2:煙や有害ガスを安全に排出し、室内の空気を守る
もうひとつ大切なのが、“室内の空気を守る”という役割です。
薪ストーブが燃焼する際には、煙だけでなく、目には見えない一酸化炭素などの有害なガスも発生します。煙突の最も分かりやすい役割は、これらを確実に屋外へ排出すること。
しかし、ただ排出するだけではありません。煙突は、これらの有害物質が室内に逆流するのを防ぐ役割も担っています。
先述のドラフトがしっかり機能することで、煙突内部が常に負圧(外から空気を吸い込む力)の状態になり、室内に煙や有害ガスが漏れ出すのを防ぎます。
薪が効率よく燃焼し、適切に煙が排出されることで、ストーブを置いた室内の空気は常にきれいに保たれるのです。
役割3:熱を適切に管理し、火災から家を守る
そして見逃せないのが、安全性の確保という側面。
薪ストーブの内部は数百℃、煙突の中を通る煙の温度も非常に高温になります。
もし煙突が適切に設置されていなかったり、構造が不十分だったりすると、火災の危険性が跳ね上がります。
煙突は、この高温の煙やガスが建物の可燃部分(木材など)に引火しないよう、熱を適切に管理する重要な役割を担っています。
煙突の注意点
薪ストーブの心臓部とも言えるほど重要な「煙突」。
安全で効率的な燃焼、そして快適な薪ストーブライフのためには、煙突に関する適切な知識と注意が不可欠です。ここからは煙突に関する主な注意点を4つ紹介します。
1:煙突の素材と構造
薪ストーブは、煙突の素材と構造の選定が大切なポイント。なかでも推奨されるのが「二重断熱煙突」です。
外筒と内筒の間に断熱材を挟んだ構造で、これにより煙突内部の温度低下を防ぎ、安定したドラフト(上昇気流)を維持してくれます。
結果として、タールの付着や煙の逆流を防ぎ、不完全燃焼や火災のリスクを大幅に低減する効果があります。
一方で、シングル煙突(単層構造)は内部が冷えやすく、タールが付着しやすいため、ドラフト不良や煙の逆流が起きやすくなります。特に室内での使用には不向きで、安全面でも十分な注意が必要です。
特に屋根裏や壁の中など、煙突が見えない場所では、必ず二重断熱煙突を使用しましょう。また、煙突の材質には耐食性に優れたステンレス製が一般的で、規格や品質の確認も欠かせません。
2:煙突の設置場所と高さ
煙突はどこに・どのように設置するかによって、薪ストーブの性能や安全性が大きく左右されます。
基本的には、煙突はできるだけ垂直かつ直線的に立ち上げるのが理想です。曲がりが多くなると煙の流れが妨げられ、ドラフトが弱まり、ススの蓄積や逆流の原因になります。
また、煙突の先端は屋根の一番高い部分から60cm以上高く設置するのが一般的です。これにより風の巻き込みや障害物の影響を受けにくくなり、煙の逆流や近隣への煙の拡散を防げます。
加えて、煙突は非常に高温になるため、壁・天井・梁・家具などの可燃物との間には十分な距離を確保する必要があります。これは建築基準法や火災予防条例でも定められており、場合によっては遮熱板や不燃材による保護が必要です。特に屋根の貫通部分では、防水処理と不燃処理の両方が求められます。
3:定期的なメンテナンス
煙突は使いっぱなしにせず、定期的にメンテナンスを行うことがとても大切です。薪を燃やすたびに、煙突内部にはススやタールが徐々に蓄積されていきます。これを放置すると煙道が狭くなり、ドラフトが弱くなるだけでなく、非常に危険な「煙道火災」を引き起こす原因にもなります。
煙突掃除の頻度は、使用頻度や薪の乾燥状態によっても異なりますが、目安としてはシーズンに1回、多く使う場合は年に2〜3回の清掃が推奨されます。高所作業を伴うことも多いため、安全面から考えても、できるだけ専門業者に依頼するのが確実です。
未乾燥の薪はタールを大量に発生させやすいため、必ずよく乾燥した薪を使用すること。そして、薪の量や空気調整を適切に行うことで、クリーンな燃焼を促し、煙突への負担を減らすことができます。
4:法令・条例の遵守
煙突の設置には、建築基準法や消防法などの法令が関係しており、構造・材質・可燃物との距離・高さなどに関して厳密な基準が定められています。
これらを満たさない設置は違法となるだけでなく、火災時に保険の適用が受けられない可能性もあります。
また、一部の自治体では薪ストーブの使用に関する独自の条例やガイドラインを設けており、特に住宅密集地では、煙や臭いによる近隣トラブルを防ぐ目的で設置基準が細かく定められている場合があります。
設置前には、建築業者や薪ストーブ専門業者を通じて、管轄の自治体や消防署に必ず確認を取りましょう。法令を守ってこそ、薪ストーブライフは安心して長く続けられるのです。
まとめ
これらの重要な役割をしっかり果たすためには、煙突の種類の選定、適切な設置、そして継続的なメンテナンスが欠かせません。
とくに、煙突の設計・施工は自己流では危険を伴います。火災や一酸化炭素中毒など、命に関わる事故を防ぐためにも、ぜひお気軽に、薪ストーブのプロハースクラフトへご相談ください。
煙突は「安全・安心な薪ストーブライフ」を支える、まさに縁の下の力持ち。正しく知り、正しく付き合うことで、薪ストーブのある暮らしは、もっと快適で心豊かなものになるはずです。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
前回は、薪ストーブの魅力についてお伝えした「ハースクラフトブログ」。
薪ストーブの素晴らしさが、少しでも皆さんに伝わっていたら嬉しく思います。
さて今回は、「我が家にも薪ストーブって設置できるの?」と疑問に思っている方へ、設置できる家・できない家についてお伝えします。
薪ストーブの設置には、建物の構造や環境、法的な条件など、さまざまな要素が関係しますが、一戸建て住宅であれば、多くの場合で設置が可能です。新築でなくても、後付けで設置することもできます。
そこで今回は、薪ストーブが設置できる家・できない家のポイントをご紹介します。
薪ストーブが設置できる家
薪ストーブの設置には、いくつかクリアすべき条件があります。主なポイントは以下のとおりです。
1.煙突が通せる
薪ストーブに不可欠なのが「煙突」。
煙を外へ安全に逃がすため、屋根を貫通させる工事が基本となります。そのため、天井裏や屋根構造が複雑な家や、屋上が居住スペースになっている住宅などは制約が出る可能性があります。
屋根を貫通させられない場合は、煙突を壁から出す「壁出し(横引き)」の設置も可能ですが、煙突のドラフト(上昇気流)が弱くなりやすかったり、ススがたまりやすかったりします。
2.耐火性のあるスペースの確保
薪ストーブ本体は高温になるため、周囲に不燃材を使った「炉台(床)」や「炉壁(背面・側面)」を設置する必要があります。つまり、安全に設置するためには、ある程度のスペースを確保することが大切。
また薪ストーブ本体から壁や家具との適切な距離を確保できる十分なスペースがあるかも、設置の可否を左右する大切なポイントです。
3.木造でもOK
「うちは木造だから無理では?」という質問をよくいただきますが、木造住宅でも防火処理を施せば問題なく設置することができます。
木造住宅だからといって薪ストーブを諦める必要はありません。防火処理や適切な断熱施工により、多くの木造住宅で問題なく使用されています。
4.換気・通気性の確保
薪ストーブは燃焼時に多くの空気を必要とするため、特に気密性の高い住宅では室内に新鮮な空気を取り入れるための「給気口」を設けられるかもポイントです。
ストーブで暖めた空気を効率よく家全体に循環させるには、吹き抜けを利用した上下の通気や、サーキュレーター・天井ファンなどによる空気の流れの工夫ができると、より快適な暖房効果が得られます。
5.地域ごとの規制や周辺環境に対応
薪ストーブの使用には、地域による制限や周囲の住環境への配慮も欠かせません。
防火地域や準防火地域では、煙突やストーブ本体に関して法令で定められた基準を満たす必要があり、行政の許可が必要になることもあります。
薪ストーブの設置が難しい家
薪ストーブは非常に魅力的な暖房設備ですが、残念ながらすべての家に設置できるわけではありません。
以下のような条件があると、設置が難しかったり、追加の工事や許可が必要になったりするケースがあります。
1.煙突の設置が困難な構造の家
薪ストーブにとって煙突は不可欠な設備です。しかし集合住宅(マンションやアパート)では、その多くが共用部分である外壁や屋根の改修が認められておらず、煙突を外に出すことができないため、現実的には設置が難しいケースがほとんどです。
また屋根そのものに穴を開けられない構造や制限がある住宅は、「壁出し」と呼ばれる煙突を横方向に外へ出す方法もありますが、場合によっては壁出しができないことも。
さらに住宅が密集した地域では、煙突からの排煙トラブルにつながることもあるため注意が必要です。
2.防火・耐熱対策が取りづらい住宅
薪ストーブは高温になるため、設置場所には防火・耐熱対策を十分に施す必要がありますが、たとえば、古い木造住宅などで床や壁を不燃仕様に改修することが難しい場合や、内装制限がある建物ではそもそも不燃材の使用が難しいことも。
また、軽量鉄骨造やプレハブ系の住宅では、天井や床に特殊な素材が使われていることがあり、煙突が通せなかったり、必要な断熱材が施工できないなど、構造上の問題が発生することがあります。
追加の耐火施工によって設置が可能になる場合もありますが、その場合は費用が高くなる傾向にあります。
3.狭小住宅や間取りに制限のある家
薪ストーブは、ただ「置ければよい」というものではなく、周囲との距離や薪の搬入経路、日常の動線まで含めて考慮する必要があります。特に都市部に多い狭小住宅や、スペースに余裕のない家では、設置場所の確保そのものが難しいケースがあります。
また「薪の確保と保管」という日常的な作業があることも忘れてはいけません。
「薪ストーブを設置できるかどうか」は本体のスペースだけでなく、薪の運用やメンテナンスを含めた動線まで含めて考える必要があります。
4.気密性が高すぎて給気が不十分な家
近年の住宅は気密性・断熱性が非常に高くなっています。一見すると良いことばかりのように思えるこの高気密住宅ですが、薪ストーブにとっては思わぬ障害になることがあります。
大量の酸素が必要な薪ストーブは、建物に給気口を設けることが必要です。しかし構造上や意匠上の理由で給気口を設けることができない家や、そもそもその施工に大きな手間や費用がかかる家では、設置自体を断念せざるを得ないこともあります。
5.地域的な制限や法規制のあるエリア
薪ストーブの設置には、住宅そのものの条件だけでなく、地域ごとの条例や防火規制にも大きく左右されます。防火地域や準防火地域、あるいは景観地区などでは、煙突の形状や高さ、施工方法について厳しい制限があり、専門の設計と役所の許可が必要になることも。
とくに都市部や住宅密集地では、排煙による近隣トラブルが発生しやすいため注意が必要です。
まとめ
薪ストーブの設置には「家の構造」「生活動線」「地域の規制」など、さまざまな要素を総合的に考慮する必要があります。
しかし思っている以上に多くの戸建住宅で、薪ストーブは設置可能です。
「うちは無理かな」と思っても、条件を満たすための工夫や専門的な対応で実現できるケースもありますので、まずはハースクラフトまでお気軽にご相談ください。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
こんにちは。
前回は「そもそも薪ストーブって何?」というお話しをお伝えしました。
薪ストーブは、”薪を燃やす”というシンプルな発想の中に、空気の取り入れ方や熱の伝え方、煙突による自然な気流などたくさんの知恵が詰まった暖房器具ということをおわかりいただけたのではないでしょうか。
さて今回は、薪ストーブの”魅力”についてご紹介していきます。
私自身、薪ストーブと出会ってからというもの、ただ「部屋が暖かくなる」というだけではない心地よさに魅了されてきました。
「火を見るって、こんなに癒されるんだな」
「薪をくべる時間も好き」
そんな風に、毎日の暮らしの中に小さな喜びが生まれるのが、薪ストーブの魅力です。
今回は、私が思う「薪ストーブの5つの魅力」についてご紹介します。
1.炎を眺める時間は特別なリラックスタイム
薪ストーブの火って、ただ明るく燃えているだけじゃないんです。パチパチとはぜる音、赤くなった薪、ゆらゆらと揺れる炎……。ずっと見ていられるほど、飽きない美しさがあります。
「1/fゆらぎ」って言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、炎の動きにはその癒しのリズムがあると言われています。
疲れて帰ってきた夜も、ストーブの前に座るととてもリラックスできるんです。
2.輻射熱で身体の芯まで暖まる
薪ストーブは、空気だけでなく、壁や床、家具などもじんわりと暖めてくれます。
これは「赤外線(遠赤外線)」による「輻射熱(ふくしゃねつ)」のおかげ。まるで陽だまりにいるような、やわらかい暖かさです。
3.薪ストーブでは料理も楽しめる
薪ストーブの上は、立派なコンロ。やかんを置いてお湯を沸かすのは定番ですが、シチューを煮込んだり、コトコト煮物を作ったり。
またピザや焼き芋、鶏の丸焼きなどの焼き料理も大得意。
メイン料理からちょっとしたおつまみ、パンやお菓子など、工夫次第でいろいろな料理を楽しめちゃいます。
4.薪の準備も楽しい作業
「薪を運んだり、くべたりするのって大変そう…」という声もよく聞きます。
たしかに、電源ボタン一つで暖かくなる家電に比べれば手間はあるでしょう。でもこれが案外いい運動になったり、気分転換になったりするんです。
薪を準備する作業を「面倒」ではなく「季節の習慣」として楽しめたら、薪を準備する作業こそが、豊かな時間と感じられるはず。
5.災害時は頼れる存在に
薪ストーブは電気を使わないので、停電しても使えます。部屋も暖まるし料理もできる。
寒い冬に万が一の災害が起こったとき、「薪ストーブ」は暮らしを支えるインフラとして、心強い存在になってくれるはずです。
まとめ
薪ストーブは、「暖房器具」という言葉ではとても収まりきらない魅力を持っています。
たしかにちょっと手間がかかるけれど、その分だけ季節の移ろいや、日々の時間を丁寧に感じることができるのが薪ストーブです。きっと生活をより豊かにしてくれますよ。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
はじめまして。
このたびブログを担当することになりました佐藤と申します。
薪ストーブがちょっと気になっているという方から、沼にハマっている方まで、多くの方に楽しんでいただけるブログにしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!
まずは少し自己紹介をさせてください。
私は、自然に囲まれた長野県で生まれ育ちました。
実家でも薪ストーブを使っていて、あの独特のぬくもりや、パチパチと薪が燃える音が冬の記憶に深く残っています。
前職は地元の出版社に勤めていました。今後はハースクラフトでブログを中心に担当してまいります。
とはいえ「すごく詳しい専門家」というよりは、「ちょっと詳しい一般人代表」という感じです。前職で広報も担当していた経験をいかし、皆さんと同じ目線で薪ストーブの魅力をお伝えできたらと思っています。
趣味はコーヒー、そして愛犬とのお散歩。
ストーブの前で、愛犬とまったりしながらコーヒーを楽しむ時間が、私の一番のリラックスタイムです。
このブログを通して“薪ストーブのある暮らし”の魅力を、少しずつお届けできたら嬉しいです。
ということで初回の今回は、基本のキ、「そもそも薪ストーブって何?」というところからお話ししていきたいと思います。
薪ストーブとは?
ひとことでいうと「薪を燃やして室内を暖める暖房器具」です。
本体が鋳物や鋼板でできた箱型の本体の中で薪を燃焼し、本体自体が熱を放射して、空間をじんわり温めてくれます。
よく薪ストーブと間違えられるのが「暖炉」です。
薪ストーブは密閉された箱型なのに対し、暖炉は開口部が広いオープン型。サンタクロースが落ちてくるのが暖炉です(笑)。暖炉は多くの熱が煙突から逃げてしまうため熱効率が低く、火の粉や煙も室内に出やすい。
一方で、薪ストーブは扉で火を閉じ込められるので安全性も高く、熱を逃がさず効率よく部屋を暖めることができます。
左が薪ストーブ、右が暖炉イメージ
薪ストーブの仕組み
薪ストーブはその名の通り、薪を燃やして熱を生み出す暖房器具。
でも、ただ薪を燃やすだけじゃないんです。
空気の流れをうまくコントロールして、燃焼効率をグッと高める、とても理にかなった仕組みで暖めてくれるんですよ。
一次燃焼
薪に火がつくと、まずは「一次燃焼」が始まります。
薪が燃えて高温の炎が出ると同時に、煙(=燃え残ったガス)も発生します。
二次燃焼
ストーブ内部には、高温の空気が送り込まれる通路(エアダクト)があります。
この高温の空気が、煙の中に含まれる燃え残りのガスに当たることで、再び火がつく=二次燃焼が起こるんです。
つまり、薪だけでなく、煙の中の燃え残ったガスも燃料として再利用できるのが、薪ストーブのスゴイところ!
二次燃焼が生み出すメリット
・薪をムダなく使えて、経済的
・煙が少なくて、環境にもやさしい
・少ない薪でもしっかり暖かい、高い熱効率
煙突の役割も大事!
薪ストーブに欠かせないのが煙突です。
煙突があることで、燃焼で発生した煙やガスを屋外に排出できるだけでなく、煙突内の上昇気流(ドラフト)により、ストーブ内に自然と空気が引き込まれ、安定した燃焼を保つことができます。
逆に、煙突の設計が悪いと燃えにくくなったり、室内に煙が戻ってきたりすることも。だからこそ、薪ストーブや煙突の取り付けはプロの腕の見せどころです。
薪ストーブは、「薪を燃やす」というシンプルな発想の中に、空気の取り入れ方、熱の伝え方、煙突による自然な気流といった、たくさんの知恵が詰まった暖房器具です。
この仕組みを知ると、ストーブの炎がまた違って見えてくるかもしれませんね。
薪ストーブについて、もっと知りたい方やご検討中の方は、お気軽に「ハースクラフト」へお問い合わせください。
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする、薪ストーブにちょっと詳しい一般人代表・ハースクラフト担当 佐藤美月
大阪にあるこども園にてオーダーメイド暖炉の施工を行いました。
2台のうち1台は隣りの部屋からも炎を眺めることができるよう背面に扉がついています。
もう1台は両側の家具の上にパイプオルガンのパイプをディスプレイとして展示してあります。
大変な作業でしたがお客様にもお喜びいただける仕上がりになりました。
今後も更にいい暖炉が製作できるよう精進してまいります!
しばらくぶりのブログです。
今までの施工例をご紹介させていただきます。
現在お住まいのお宅に薪ストーブ取り付けをいたしました。
2階のリビングにRAIS Q-TEEを設置し煙突は壁を貫通し外部に出ています。
ストーブは弊社で使用していた展示品、本来は下の薪置きが無いタイプなのですが別途製作し取り付けしています。
塗装も含めきれいに仕上がりました。