薪ストーブの『衣替え』。春にやっておくべき3つのこと
桜の季節も過ぎ、日中は上着がいらないほど暖かい日が増えてきましたね。
今シーズンも、ご自宅の薪ストーブは大活躍だったのではないでしょうか。揺らぐ炎と芯から温まる空気に、たくさんの癒しをもらった冬。気温が上がり、「そろそろ今シーズンの火納めかな」と感じたら、ぜひやっていただきたいのが薪ストーブの“衣替え”です。
冬の間、家族を暖め続けてくれたストーブに「半年間ありがとう」の気持ちを込めて。来シーズンも安全に、そして美しく使うために、春の間にやっておくべき3つのステップをご紹介します。

炉内の灰を「すべて」取り除く(湿気・サビ対策)
シーズン中は「着火しやすくするため、炉内に少し灰を残しておく」のが基本ですが、オフシーズンに入るこの時期は「すべての灰を完全に取り除く」のが正解です。
実は、灰は非常に湿気を吸いやすい性質を持っています。日本には、まもなくジメジメとした「梅雨」がやってきます。灰を残したままにしておくと、灰がたっぷりと湿気を吸い込み、ストーブ本体(特に鋳物)をサビさせる大きな原因になってしまうのです。
【春のお手入れポイント】
炉内の灰を専用の灰スコップや掃除機(アッシュクリーナー)で綺麗に取り除きます。ガラスの煤(すす)も、専用クリーナーや湿らせた新聞紙に灰をつけて綺麗に磨き上げておきましょう。
鋳物製のストーブの場合は、サビ止めとして専用のポリッシュ(保護剤)を薄く塗り込んでおくと完璧です。
煙突掃除とメンテナンスの予約(実は春がベスト!)

「煙突掃除は、次の冬が来る前(秋ごろ)でいいかな」と思っていませんか?実は、煙突掃除やプロのメンテナンスを依頼するなら「春〜初夏」が圧倒的におすすめです。
理由は大きく2つあります。
一つ目は、秋口はメンテナンスの依頼が殺到し、希望の日程で予約が取りづらくなるため。
二つ目は、煙突内に溜まった煤(すす)やタールを放置したまま夏を迎えると、湿気と結露によって強烈な「ニオイ」が発生したり、こびりついて取れにくくなったりするためです。
春のうちに煙突をスッキリさせておけば、梅雨も夏も匂いを気にせず快適に過ごせますし、「寒くなってきたから明日焚こう!」と思い立った時に、いつでも安心して火を入れることができます。
オフシーズン限定!ストーブ周りのインテリアを楽しむ

しっかりと汚れを落とし、メンテナンスを終えた薪ストーブ。火を入れない春から秋にかけての半年間は、「極上のインテリア」としてお部屋を彩ってくれます。
重厚感のあるストーブは、ただそこにあるだけでも絵になりますが、少し手を加えるだけで涼しげな春夏の装いに早変わりします。
【オフシーズンの楽しみ方アイデア】
■グリーンを飾る
炉台に観葉植物を置いたり、ストーブトップにアイビーなど垂れ下がる植物を飾ると、アイアンの黒と植物の緑のコントラストが美しく映えます。
■ドライフラワーをあしらう
炉内に無造作にドライフラワーを飾るのも、アンティーク感が出てとてもおしゃれです。
■間接照明を入れる
綺麗にした炉内にLEDのキャンドルライトやワイヤーライトを入れると、夜には炎とはまた違った幻想的な光を楽しめます。
まとめ
薪ストーブは、手入れをすればするほど愛着が湧き、何十年と暮らしに寄り添ってくれる「家族」のような存在です。
綺麗に磨き上げられ、夏の装いになったストーブを眺めるのも、また薪ストーブオーナーならではの贅沢な時間ですよ。ぜひ今度の週末は、ストーブのお手入れをしながら「次の冬はどんな薪ストーブ料理を作ろうか」なんて、ご家族で話してみてくださいね。
ハースクラフトでは、煙突掃除や本体のメンテナンス、消耗品の交換のご依頼も承っております。「自分でやるのは少し不安」「プロに一度しっかり見てほしい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!
この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。
