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Hearth-craft maintenance

秋にやっておきたい薪ストーブ準備チェックリスト

今年の夏も厳しい暑さが続き、なかなか秋を感じられませんでしたが、やっと朝晩がひんやりしはじめましたね。

冬が来る前の今こそ、薪ストーブのチェックをしておきたい時期です。

いざ寒くなってから慌てないように、この時期にメンテナンスや点検を済ませておくのがおすすめです。

今回は、安心して冬を迎えるためにやっておきたい5つのチェックポイントを紹介します。


【1】煙突と本体の掃除・点検

シーズン前に必ず行いたいのが、煙突とストーブ本体のメンテナンスです。

煙突の内側には「クレオソート」と呼ばれるタール状のススが付着します。放置すると煙突火災の原因になるため、年1回の掃除は必須。

昨シーズン後にまだ煙突掃除をしていない場合は、今のうちに掃除と点検を行いましょう。

自分で専用ブラシを使って清掃するか、業者に依頼するのも安心です。

あわせて、扉のパッキン(ガスケット)の劣化や、耐火レンガのヒビ、空気調整レバーの動作もチェック。

試し焚きの際に煙の逆流や異臭がないかも確認しておきましょう。


【2】薪の乾燥具合と保管場所をチェック

ストーブの性能を最大限に発揮するためには、薪の乾燥が何より大切です。

理想は含水率20%以下。乾いた薪は軽く、割れ目が入り、叩くと「コーン」と澄んだ音がします。

湿った薪は煙が多く、燃焼効率も悪いため、十分に乾燥しているか確認をしてください。

また、秋の長雨に備えて保管場所の見直しも重要です。雨よけの屋根と風通しを確保し、地面から浮かせて収納しましょう。

シーズン途中で薪が足りなくならないよう、早めに補充しておくと安心です。


【3】着火材と細薪の準備

朝晩だけ少し焚きたい時期は、すぐ火が起こせるよう準備を整えておきましょう。

新聞紙や乾燥した枝、着火剤を箱にまとめてストック。割りやすい細薪を多めに用意しておくと、短時間の焚き付けに便利です。

この時期は「試し焚き」をしながら、火の扱いを思い出すのにもぴったりです。


【4】安全対策を再確認

薪ストーブは火を扱うため、次のような安全対策の見直しも欠かせません。


・一酸化炭素警報器の電池残量チェック
・消火器の有効期限確認
・ストーブ周りの可燃物(カーテン、新聞紙など)を整理
・煙突の外壁部分の焦げや変色確認


このひと手間で、冬の安心度がぐっと高まります。


【5】試し焚きで「冬モード」へ

気温が下がりはじめる10月は、シーズン前の試し焚きに最適な時期。

実際に火を入れて、ドラフト(煙の引き)や扉の密閉具合を確認しておきましょう。

部屋の空気を軽く暖めることで、夏の湿気も抜けてすっきり。焚き火の香りとともに、秋の訪れを感じられる瞬間です。



まとめ

薪ストーブは、しっかり準備しておくことで本来の暖かさと心地よさを楽しめます。

煙突掃除・薪の確認・安全チェックの3点を基本に、秋のうちに少しずつ整えていきましょう。



この記事を書いたのは…
“薪ストーブのある暮らし”の魅力をお届けする佐藤です。

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